モンスター娘のいる日常

感想とレビュー

●他種族間交流法により身近にモンスターがいる世界

「モンスター娘のいる日常」はオカヤド先生原作の同名コミックを原作としたラブコメディアニメである。政府により隠匿されていたモンスター（作中表現では他種族）の存在が公表され、それと共に成立した他種族間交流法により他種族と人間が共に生活するようになった現代社会が本作の舞台となる。

テレビでは他種族で構成されたアイドルユニットが大人気となり、一般人の家庭に他種族がホームステイすることも普通になっていた。そんなある日、主人公来栖主公人の元へラミア種の女の子ミーアが手違いによりホームステイすることとなる。
この日を境に主公人の元へ新たな多種族が次々とホームステイしにやってくることとなり、彼を中心としたドタバタ日常ラブコメディを展開していくのが本作のストーリーである。

以上のストーリーからわかるとおり、本作に登場するヒロインのほとんどは多種族である。人間の女性は他種族ホームステイを斡旋する墨須ぐらいだろう。
主なヒロインだけでも下半身が長い蛇の姿をしたラミア種のミーア、小柄で腕が翼状になっているハーピー種のパピ、下半身が馬の形状をしたケンタウロス種のセントレア、人魚種のメロ、スライム種のスー、下半身が蜘蛛の形状をしたアラクネ種のラクネアという構成である。
普通の少女とのラブコメディに飽きた、そんなあなたにモンスター娘達との刺激的な日々はいかがだろうか。

●種族は違えど、ヒロインはやっぱり女の子

登場するヒロインのほとんどはモンスター娘であるが、その性格はいたって普通の女の子である。気丈に振舞っていてもどこか弱い一面を持っていたり、好きな人を想って行動する点については人間の女の子とまるで変わらない。
しかし世間の風当たりが強いもので、他種族というだけで忌避する人々はどうしてもいる。それでも普通の女の子扱いしてくれる主公人にヒロインは惚れていくのだ。

そんな中墨須から他種族間交流が改正され、他種族と人間の結婚を認めるという。そして主公人とホームステイの誰かとの結婚をそのテストケースとするという話からヒロインによる主公人争奪戦の日々が開始される。
情熱的で、時に本能のままに迫る彼女達のちょっとエッチでドキドキな毎日がこのアニメを見る上での最大の魅力となっているのだ。

●オンラインゲームも登場！モンスター娘のいる日常を共に過ごそう

２０１５年１２月から「モンスター娘のいる日常オンライン」がDMM.comにてプレイできる。これはプレイヤーが世帯主となり、ホームステイしてくる他種族と一緒におでかけしたりお世話をする内容となっている。
原作に登場するヒロインはもちろん、ゲームオリジナルの他種族がボイス付きでたくさん登場しているため、これまで多くのファンを虜にしているのだ。
特にお世話ではモン娘のイラストをクリックすると女の子が喘ぎ声をあげて「揺れる」仕組みとなっている。アニメ本編さながらのドキドキを体験できるので、本作アニメに触れてモンスター娘が好きになった方は、ぜひ一度プレイしてみるといいだろう。彼女達の新たな魅力に気づくはずだ。