
艦隊これくしょん〜艦これ〜
おすすめポイント
駆逐艦吹雪、抜錨します!
大人気ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」をアニメ化!
史実に向かおうとする力と、それに抗う艦娘達の成長ストーリー
アンソロジーやコミックなど豊富なメディアミックス!そして映画化も決定!
感想とレビュー
●原作は大人気ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」
「艦隊これくしょん~艦これ~」はDMM.comにて配信されている同名ブラウザゲームを原作としたものである。その内容は第二次世界大戦期の軍艦を美少女に擬人化したキャラクター「艦娘」を育成し、「深海棲艦」という敵と戦って勝利するものとなっている。
艦これのユーザー数は2013年4月のサービス開始当初こそ10万人が予想されていたが、Twitterによる口コミから爆発的にユーザー数を増やし8月にはユーザー数20万人を突破。10月には100万人を突破し、2016年1月ではユーザー数370万人を超える程にまでに成長しているのだ。
●艦娘達は共に助け合い成長し、そして「改」に至る
本アニメの主役である駆逐艦「吹雪」は、鎮守府に新たに配属されることになった艦娘である。彼女は最初こそ戦闘経験が皆無で、海上をまっすぐ進むことすら覚束ない有様であった。しかし「睦月」「夕立」を始めとする艦隊同士の友情や先輩空母の「赤城」への憧れから猛特訓を続け、やがて彼女は立派な艦娘へと成長していく。これが本作のストーリーである。
また、アニメで描かれるのは深海棲艦との戦いだけではない。鎮守府内でのイベントで盛り上がる艦娘達や、教室で行われる講義の一コマなどの日常シーンがたくさん描写されているのだ。これだけでも十分に楽しめる内容となっているが、原作ゲームを知っていれば彼女達の新たな姿に思わず笑みを浮かべてしまう。こういった好きなキャラクターの再発見も、このアニメを見る上でのポイントとなっている。
●悲劇をなぞろうとする「力」の存在
「艦隊これくしょん」は第二次世界大戦をモチーフとしたアニメであり、そこには当然元となった戦いがある。そして本アニメでは、そのモチーフ元となった戦いになぞろうとする謎の「力」が存在しているのだ。
そこには仲間の「轟沈」という悲劇があり、このまま行けば待っているのは艦娘達の「敗北」である。その力に抗うため、吹雪を始めとする仲間たちは「力」に立ち向かっていく。
本アニメはこういった涙ありのシリアスシーンから、ほのぼのとした日常シーンまですべてを揃えているということもまた特徴である。悲しみを共に乗り越え、日常を共に描いていく彼女達。その姿に魅力を感じるのは、なにも原作ファンだけではないだろう。
●映画化決定も!艦これの世界はアニメだけでは終わらない!
「艦隊これくしょん~艦これ~」は現在、コミックやライトノベルなど様々なメディアが展開されている。それぞれ人気や評判が高いものが多いので、アニメを見て「艦これ」を気に入ったのならぜひそちらも手に取ってみるといいだろう。
また、2016年には「劇場版 艦これ」の全国ロードショーも予定されている。アニメではあまり活躍してなかったキャラクターにも新たな出番が与えられるようなので、映画情報は必ずチェックしておこう。
こんな人にオススメ!
・艦これが好きな人!
・軍艦の擬人化ジャンルが好きな人!
・少女達の成長ストーリーが好きな人!
・楽しみをTVアニメだけで終わらせたくない人!
スタッフ
監督:草川啓造
原案ストーリー・コンセプト:田中謙介
シリーズ構成:花田十輝
キャラクターデザイン・総作画監督:井出直美、松本麻友子
制作:「艦これ」連合艦隊司令部
キャスト
吹雪:上坂すみれ
睦月:日高里菜
夕立:タニベユミ
赤城:藤田咲
神通、那珂、川内:佐倉綾音
暁、響、雷、電:洲崎綾
大井、北上:大坪由佳
翔鶴、瑞鶴:野水伊織