豪イスラム学校、「処女失う」として女子生徒のランニングを禁止
●「処女を失う」恐れがあるとしてオーストラリアのイスラム学校の女子生徒が、ランニング競技への参加を禁止されたとの申し立てがあり、当局は23日、同校の調査を開始したと発表した。
●問題となっているのはビクトリア州メルボルンのアルタクワ・カレッジ。同校の元教員は閣僚らに宛てた書簡で「校長は、女性が走り過ぎると『処女を失う』恐れがあるとの信念を持っている」さらに、「また校長は、サッカーで脚を骨折するなど、少女がけがをすると不妊になる恐れがあるとの考えに、科学的な根拠があると信じている」と述べた。
●実際に同校の女子クロスカントリーチームは、2013年と14年に校長によって地区大会への出場を禁止され、部員である少女達は「私たちが少女だからといって、ランニング競技に参加できないことにはならない」と校長の決定に対して反発しているという。
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