キスをすると食欲が抑制できる?恋愛ホルモン「オキシトシン」にダイエット効果アリとの調査結果
<記事によると>
●恋愛ホルモンと言われ、高い癒し効果があり、ハグをしたりキスをすることにより分泌される「オキシトシン」。
●この「オキシトシン」には酔い覚ましや体の若返りなどの効果があり、さらにダイエットにも効果があるという。
■オキシトシンを投与して実験
オキシトシンの持つ食欲を抑える働きについては、動物実験によりその可能性が指摘されてきていた。
今回の実験では12人の肥満、太り過ぎの人を含めた、25名の男性に対し鼻スプレーで、オキシトシンまたは偽薬を投与。
被験者には鼻スプレーの後朝食を摂ってもらったのだが、オーダーした倍の量の食事が提供され、彼らがどれだけ食べたかを調査。また別の機会に同じように偽薬をスプレーし、その際の摂取量と比較した。
■結果
オキシトシンをスプレーされた時は、偽薬に比べ摂取量が122カロリー少ないという結果に。
特に脂肪については平均で9グラム、80カロリー摂取量が減ったケースもあった。
この調査結果は、米サンディエゴで開催された内分泌学会で発表されたもので、オキシトシンの鼻スプレーに副作用はなく、「肥満や糖尿病の治療への利用価値について検証を続けたい」と研究者たちは述べている。
コメントする