劇場版アニメ制作費をクラウドファンディングによって募集したことで話題になった『この世界の片隅に』の支援金額が開始1日で800万円を超え、目標金額の40%を早くも達成。
また3月10日13時段階でその人数は600人を大きく超えた。※3月11日13:00現在で1100万円。
今回利用したサイバーエージェントの運営する国内大手クラウドファンディングサイト MAKUAKEでは、資金調達のスピードは史上最速とのことだ。
■このクラウドファンディングの主旨
劇場用アニメ映画『この世界の片隅に』の公開実現に向けて応援してくださる「制作支援メンバー」を募集しています。この映画は、準備作業に4年を費やし、シナリオ・絵コンテが完成したところまで辿り着きました。集まった資金は、作品をこの先のステップに進めていくためのスタッフの確保や、パイロットフィルムの制作に使わせてください。
■『この世界の片隅に』とは
『この世界の片隅に』の原作は、『夕凪の街 桜の国』『ぼおるぺん古事記』などで知られるマンガ家のこうの史代が自らの代表作と認める作品。第13回文化庁メディア芸術祭では優秀賞を受賞。これをアニメ映画化しようとする片渕須直も『マイマイ新子と千年の魔法』で第14回文化庁メディア芸術祭の優秀賞を受賞しています。マンガとアニメ、それぞれの最前線で注目されているふたりは2013年、NHK短編アニメ『花は咲く』でもコラボレーションしました。
■『この世界の片隅に』あらすじ
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。見知らぬ若者の妻になるために、20キロ離れた町・呉に嫁ぐ。ときに昭和19(1944)年。18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。
■リターンの内容について
支援者の皆さまには以下のリターンをご用意しています。
★制作支援メンバー会員に登録させていただきます(支援メンバー証(オリジナル缶バッジ仕様予定)もプレゼント【全コース】
制作支援メンバー会員の皆様には、一般のマスコミよりも早いタイミングで、作品の進捗情報や監督の動向、ラフスケッチや場面スチールなどの制作絵素材をメール(不定期)でお送りします。この情報や絵素材は支援者のSNSやブログ(非商用に限らせてください)などで自由に公開・拡散していただいて結構です。『この世界の片隅に』をできるだけたくさんの方々に広めるべく、一緒に盛り上げていっていただけると幸いです!
★すずさんからの手紙(こうの史代描きおろしイラストつき)【全コース】
昭和19年のすずさんから、あなたに宛てて葉書が届きます。そこには、原作の中にも描かれていないすずさんの周りの出来事や、彼女が目にしたもの、気持ちがしたためられていることでしょう(すべてこうの史代さんの描きおろしです。季節の折に触れてお送りします)。
★片渕須直監督を囲んで行う「制作支援メンバーミーティング」に参加できます
【5,000円、10,000円、100,000円、300,000円、1,000,000円コース】
片渕監督による制作裏話の披露、作品資料の配布、ここでしか観られない本編の一部先行上映などを行うミーティングを開催したいと思います。2015年7月の土日祝日に、東京、大阪、広島の3ヶ所で行う予定です。
★本編のエンドロールに支援者のお名前をクレジット
【10,000円、100,000円、300,000円、1,000,000円コース】
コース別にクレジットされる場所が異なります。
※テロップのリターンは、本編完成時(2016年予定)となります。
2000万円に達しない場合でも映画制作は鋭意継続します。
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