アメリカ合衆国ロサンゼルスで本日7月3日から開幕したAnimeExpo2014において、ニトロプラス・虚淵玄氏のトークショーが行われました。
トークショーの中で虚淵氏は『魔法少女まどか☆マギカ』の続編について、
「魔法少女まどか☆マギカは、勢いに任せて書ききった作品。当初はまさかこれほど世界中の人々に見られるようなアニメになるとは思っていなかったと述べ、続編については、今、必死にシャフトと一緒に続きを考えている最中。」
と述べ、「劇場版魔法少女まどか☆マギカ叛逆の物語」の続編が虚淵氏をはじめとした制作陣の中で構想内にあること明らかにしました。
また、「叛逆の物語の結末(ほむほむ悪魔化)について、どのように考えているのか」というファンからの質問に対して、
「彼女達が自分たちに出来る事精一杯のことをやった結果、あのような結末になった。自分たちにどんな過酷な運命が待ち受けていようとも、彼女達はそれらを全て受け入れる覚悟で行動し、最善を尽くした結果なので、彼女達の選択を支持してあげてほしい。」
と、叛逆の物語についても見解を述べていました。
500人以上のファンが詰めかけたトークショーは大いに盛り上がり、ニトロプラス作品が紹介されるたびに、歓声や拍手などがわき起こり、日本とはまったく異なるかたちでの盛り上がりを見せていました。
ニトロプラスと言えばアニメの前にまず「エロゲー」ですが、トークの中でエロゲーの話題になる度に歓声があがり、海外でも多くのユーザーがニトロプラスのアニメだけでなくエロゲーにも触れており、もはや「エロゲー」という言葉が世界共通語になっていることにとても驚かされました。
作品の紹介パートでは、「シュタインズゲート」「まどか☆マギカ」「Fate」などに加え、「沙耶の唄」についても大歓声が上がり、ニトロプラススタッフの方も、「なぜ沙耶の唄がこんなに海外で人気なのかわからない笑」と述べており、海外で受ける作品にも多様性があることをのぞかせていました。
特にシュタゲとまどマギについては、「現在東京スカイツリービルにニトロプラスはオフィスを構えているが、シュタインズゲートとまどか☆マギカの印税のおかげで綺麗なオフィスになった(笑)」というお話がニトロの方からあり、日本のみならず海外でも大ヒットした2作品が経営面へ大きなインパクトを与えたことを伺わせました。
最後に会場のファンの方と虚淵氏によるじゃんけん対決企画が行われ、最後まで勝ち抜いた幸運な女性の方に虚淵氏のサイン入りまどかポスターが贈られ、日本のファンにとっては羨ましい限りのトークイベントは幕を閉じました。
まだ「必死に考え中」ということで、時間はまだまだかかりそうですが。とにかく「制作陣の中でまどかマギカを続ける意思があった」ということが虚淵さんの口から聞けたことが何よりも嬉しかったです。おまけに、大変僭越ながら虚淵さんと握手までさせて頂いてしまい、感激のステージになりました
最後に、ニトロプラス歴代作品紹介で異様に盛り上がる現地ファンの様子を動画でどうぞ!
続編か…… 止めてくれよ……