▶アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』で描きたかったのは真っ向から夢と向き合う女の子
●アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』アニプレックス鳥羽プロデューサーへのインタビュー。
制作陣が、アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』で描きたかったテーマや演出面について掘り下げていく
●『シンデレラガールズ』はソーシャルゲームからのスタートでしたのでアニメ化にあわせた設定を考えるのがとにかく大変でした、
前作の『アイドルマスター』はゲーム内にモデルとなる事務所があって、アイドルや社長、小鳥たちがいて、こういう日常があって……というように、アーケード版から始まりアニメ化が進むまでにいろいろな蓄積がありましたが、『シンデレラガールズ』には下地がほぼない状態でした。カードの絵柄とテキストによる会話情報ぐらいしかなく、キャラクター数も多く雑多な状況でした。
『シンデレラガールズ』のアイドルたちは、その当時で既に100人くらいいて、どうやって見せていくの? 事務所はどういうところなの? そのビジュアルはどうなの? という作りこみを高雄監督やバンダイナムコの石原章弘ディレクターたちとで組みあげていく作業が、まず大変でした
――2ndシーズンを通して、『アイドルマスター シンデレラガールズ』全体のテーマはどういうものだったのでしょうか?
アニメ『シンデレラガールズ』全体のテーマは“成長と変化”です。“女の子の成長に真正面から向かう話にしたい”というのがありました。文字どおりの成長だけではなく、成長による環境や状況の変化などもしっかり描きたかった。
つまり“何があってもずっと一緒”というテーマだった前作の『アイドルマスター』とはゲームの形式や内容も違うので、そことは少し変えていこうと考えました。
今回は“それぞれの夢に向かっていく”お話でした。前作の監督・錦織敦史さんが言っていましたが、前の『アイドルマスター』は“家族”のお話なんです。だからみんなずっと一緒だし、物語後半でみんなが忙しくなった時にバラバラになりかけました。
これは“家族の食卓”みたいなもので、いつも一緒に夕食を食べていた家族が、忙しくなって夕食に出られなくなるとすれ違いが起きてしまう。だから、できる限りみんな一緒にいられるようにしようよ、という感じです。
今回の『シンデレラガールズ』は家族ではなく“クラスメート”なんです。例えるなら、シンデレラプロジェクトという学級にnew generationsという転校生が来た、そこにプロデューサーという無口な担任教師がいる、というと分かりやすいかもしれません。
物語の初めは新しくできたクラスだから、あまりコミュニケーションが取れてないんです。各々は仲が悪いわけではないし表面的にはうまくやっていますが、先生ともイマイチ意思疎通ができていない。だから、6話・7話みたいな事件が起きてしまった、という流れですね。
もっと極端な例え方でいえば、13話が終わってシンデレラプロジェクトという“クラス”がうまくまとまりましたが、14話から突如、理事長の娘が学校に赴任して“うちの校風はこうじゃないから”と言い出し、P担任が“じゃあ文化祭をみて判断してよ”というのが後半の物語ですね(笑)。
女の子たちの成長譚としては『アイドルマスター』も『シンデレラガールズ』も同じなのですが、見せ方はだいぶ変えています。アイドルたちが何かしら夢をみつけたら送り出してあげる、それは別れじゃないし、いつでも戻れる場所は用意してある。Triad Primusや未央のお芝居のお話、25話目の終わり方などはそういうものでした。
<ネットの反応>
●そういう話を書こうというのは伝わってきたし、そこはよかったと思う
ただもう少しうまく落とせただろうなぁ
●常務の話長すぎんだろ作品で語れよ全然伝わってねえじゃねえか
●とりあえずインタビューを頭に
もう一度デレアニを一気見する楽しみは増えたなあ。
色々と修正部分があるだろうBDで早く通して見たい。
●個人的にアニメではしぶりんの活躍が22話がピークだったのが残念。
23、4話はすごいしぶりんよかったけど
弱い部分がみえて親近感わいたくらいで、卯月と未央ほど活躍はしてないと思う
まさか劇場版で…..?
●ていうか長々と解説するならそれをアニメ中でなんで描写しなかったんですかね
●描写してたけど気付くかどうか分からないレベルだっただけでしょ
あからさま過ぎるとまた叩かれる原因になるだけだから、これで良かったんじゃね
●インタビュー見るとやりたかったことはわかったけど
やっぱりアニメだとあんまり伝わってこなかったな
●うーん、やっぱりテーマが多すぎて全部中途半端になった感じがする
だから最終話まで見て消化不良を起こしたし
いい所もあったけど悪いところの印象が上書きするほど強い
●あと専務になった過程についてインタビューがあったけど
どう見ても舞踏会の成功+家族企業ゆえの甘さで昇進にしか見えなかった
エピローグの前に常務が具体的に別の仕事をするシーンがワンカットでもあったら印象違ってたけど
●島村が夢に守られていた。
とか言ってるけどその結果最終回でも誰よりも出遅れてるんだよな
文香は後で結果出したからと言っても、練習組にしかなってないし
●できるだけ多くのアイドルを出してあげたいというのは最初からありましたので
いろんな形で出していけたのでよかったかなと。
(白目)
●一期はサマフェスではセトリも全部考えて誰がいつリハやって飯食べたかまで考えたそうだが
二期の秋フェスやNGクリスマスライブ、舞踏会では絶対そんなの考えてないだろうなあ
●そもそもキャラクターが生きてないやん
脚本の犠牲になったと何回言われてきたことか
●しかしこの作品、ほぼすべての見せ場を卯月の演技に頼ってるのに
なんであそこまで空気化させたの?
しかも最後は報われていないからなんかスザクとかより悲惨度が大きいんだよな
●凛とかその辺の反感かってそうな部分は完全スルーかよ
そらそうだよ
●卯月の復活が描きたいのはわかるけどさ
そのお膳立てにされるキャラはたまったもんじゃねーよマジで
●NGにしても卯月未央はまだわかりやすい上げ要素あったけど
凛はかなりわかりにくくてフォローもロクにされてないから、完全に泥被った感じ
なおかれんは描写不足過ぎる
●20話で真っ向から今後の方針を語り合ったろ
あの下世話さは素晴らしかったな
今まで空気だった主人公が訳も分からなく鬱状態になった経緯がまず意味不明だったな
あと2クール目の雨の描写もいいかげんウザかった