マクロス△
おすすめポイント
翔べ、女神(ワルキューレ)
歌姫5人とバルキリー隊、マクロスシリーズ初の試み
マクロスシリーズ伝統の迫力満点のドッグファイトシーン
今回も気になる三角関係の恋愛ドラマの行方
感想とレビュー
●初の試みが盛り沢山。マクロスシリーズの7作目は「アイドルユニット」と「戦闘機」
1982年の『超時空要塞マクロス』に端を発した、楽曲のクオリティの高さとメカニックの緻密さに定評のあるマクロスシリーズ。2016年4月よりシリーズ7作目となる本作が放送開始となる。
シリーズの伝統である可変戦闘機「バルキリー」による高速戦闘シーンや歌に三角関係の恋愛ドラマを展開しつつ、今作では「アイドルユニット」と「ライバルチーム」が登場。伝統と新しい試みの融合が見どころの1つだ。
●原案・総監督は河森正治。今作も引き続き、様々なメカが登場。
前作『マクロスF』から大きくスタッフは変更されたが、原案・総監督は引き続き、河森正治が担当。放送前からすでに複数の「バルキリー」のデザインが発表されており、メカニックファンの注目度も高い。「バルキリー」だけでなく、シリーズ通してのファンなら思わずニヤッとしてしまうような、過去作から引き続きの登場となるメカも多く、新規のファンだけでなく古参のファンも満足いく作品となるのは間違いないだろう。
●舞台は『マクロスF』の8年後。
西暦2067年…銀河系辺境の星系を中心に、我を失い狂暴化し破壊の限りを尽くす「ヴァールシンドローム」が拡大しようとしていた。事態を重く見た「星間複合企業体」は、その症状を鎮静化するため、少女たちによる「戦術音楽ユニット“ワルキューレ”」と、共同作戦を遂行する「バルキリー部隊」を結成。一方、「風の王国」の「空中騎士団」と呼ばれる謎のバルキリー部隊が動き始める。「プロトカルチャー」の遺産の謎が絡み合い、星系を超える熱き恋と友情の物語が幕を上げる 。
銀河系を旅する宇宙船や新たな入植地を探す移民船団が舞台、というのがシリーズ通しての基本的な設定となっているが、本作は特定の惑星上で物語が展開されるようだ。過去作とどういった違いが生まれるのかも注目したいポイントである。
●今度の「歌姫」はマクロス史上最年少の15歳
2014年12月から2015年の12月の間に募集された本作のヒロインを選出するための歌姫オーディション。約8,000人の応募の中から選ばれたのが、ヒロインのフレイア・ヴィオンを演じる18歳の鈴木みのりさんだ。そして本作最大の目玉といっても過言ではない、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のメンバーの1人、謎のヴェールに包まれていたキャラクター、美雲のボーカルパートを担当するのが愛知県出身の15歳のJUNNAさん。本作でデビューを飾ることになった、2人の「歌姫」から目が離せない。
こんな人にオススメ!
・往年のマクロスファンやシリーズの入門として!
・SF、変形ロボットにロマンを感じる人!
・美少女作品、アイドル作品ファンにオススメ
スタッフ
総監督:河森正治
監督:安田賢司
シリーズ構成:根元歳三
脚本:根元歳三
総作画監督:まじろ、進藤優
キャラクターデザイン:まじろ、進藤優
アニメーション制作:サテライト
キャスト
ハヤテ・インメルマン:内田雄馬
フレイア・ヴィオン:鈴木みのり
ミラージュ・ファリーナ・ジーナス:瀬戸麻沙美
美雲・ギンヌメール:小清水亜美
カナメ・バッカニア:安野希世乃
レイナ・プラウラー:東山奈央
マキナ・中島:西田望見
アラド・メルダース:森川智之
メッサー・イーレフェルト:内山昂輝
チャック・マスタング:川田紳司
アーネスト・ジョンソン:石塚運昇
ロイド・ブレーム:石川界人
キース・エアロ・ウィンダミア:木村良平
ボーグ・コンファールト:KENN
ヘルマン・クロース:遠藤大智
カシム・エーベルハルト:拝真之介
テオ・ユッシラ/ザオ・ユッシラ:峰岸佳
グラミア6世:てらそままさき
ハインツ2世:寺崎裕香