銀魂
おすすめポイント
パラレル江戸時代で展開する、人情と笑いのSFファンタジー時代劇!
格好いいけどどこかおかしい!?濃くて魅力的なキャラクターたち
時に笑いを、時に涙腺を刺激する、人情と男気のあるストーリー
放送コードギリギリアウト?過激な下ネタ時事ネタオンパレード
感想とレビュー
●日本と似たパラレルワールドで展開する、『万事屋銀ちゃん』のドタバタ活劇
時は江戸。
天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人が襲来し、全ての価値観が変わってしまったパラレルワールド。
バイクに電車、高層ビル……元は日本の古き良き江戸であったが、天人の力で科学は発展し、まさになんでもありの世界に。
そんな世界にも、変わらぬ魂を持った侍がいた。
『万事屋銀ちゃん』の坂田銀時。
適当・いい加減・無鉄砲、しかしここぞという時にはきっちり決めていく男気のある漢。
時に無茶苦茶、時に笑えて時に人情に泣ける、そんな銀さんの生きざまを描いた痛快な作品だ。
●パラレルは時代を超える?日本の偉人(に似た面々)が登場。
日本に限りなくよく似たパラレルワールドが舞台。
登場人物も日本の偉人にどことなく似ている。
『真選組』の近藤勲、土方十四郎、沖田総悟や、『攘夷党』の桂小太郎、『柳生一門』の柳生九兵衛など、登場人物は偉人のパロディが多くそれが魅力となっている。
土方十四郎は病的なマヨラー、沖田総悟は美少年だが超絶腹黒・毒舌・ドSなど、皆それぞれ非常に味がありアクが強い人物に仕上がっている。
銀魂キャラクターには根強い人気があり、それがこの作品を支えていると言っても過言ではない。
●独特のテンポの良さ、セリフ回しの絶妙さ
『銀魂』では、スピーディに展開される独特のテンポの良さ、そしてセリフ回しの絶妙さが光っている。
アニメでは声優たちの流れるような滑舌で、特にそのテンポの良さが際立っている。
勢いで笑ってしまう事も。
●下ネタ・パロディ・時事ネタ・何でもありの好き勝手。原作より過激な場合も!?
原作者である空知英秋さんが好きだからという理由でドラゴンボールやドラゴンクエストのネタがやや多いが、ありとあらゆるネタをパロディしている。
それはアニメネタに留まらず、実在の人物や海外作品などにも及ぶ。
やり過ぎて度々怒られている。
また、下ネタもギリギリなところを突いている事が多く、パンツ一丁ではまだ生ぬるく、キャラクターが全裸でモザイクがかかる事もしばし。
ファミリーで見るにはなかなかコメントし辛い情事ネタなど、とにかく際どいラインを放送して常に話題となった。
●ゴールデンタイムの19時放送だったが品性下劣な内容から抗議殺到、18時に変更され…
アニメ版『銀魂』で度々放送される放送倫理ギリギリの危険なパロディやゴシップネタ、下ネタが嫌煙され、放送時間が変更となった。
しかし、時間変更された後に新規のファンを開拓するというバイタリティを見せる。
放送コードギリギリを追及した作品で多くの問題や紆余曲折あったものの、その着実な人気でトータル8年間にも及ぶ長期アニメ作品となった。
こんな人にオススメ!
・テンポの早いノリツッコミが好きな人!
・日本の偉人が好きな人!
・笑えるパロディネタ大好きな人!
・人情のある格好いいイケメンが好きな人!
スタッフ
監督:宮脇千鶴、高松信司、藤田陽一
シリーズ構成:大和屋暁
キャラクターデザイン、総作画監督:竹内進二
アニメーション制作:サンライズ、バンダイナムコピクチャーズ
キャスト
坂田銀時:杉田智和
志村新八:阪口大助
神楽:釘宮理恵
定春:高橋美佳子
近藤勲:千葉進歩
土方十四郎:中井和哉
沖田総悟:鈴村健一