うたの☆プリンスさまっ♪

感想とレビュー

●目指せアイドル！　プリンス達のトンデモ学園生活
本作品は、芸能専門学校「早乙女学園」を舞台に、作曲家を目指すヒロイン・七海春歌とアイドル歌手を目指す6人のイケメン男子――プリンスたちが友情を紡いでいく、学園ハーレムアニメ。通称『うたプリ』。
基本的な世界観は現代のものだが、学園長の早乙女を筆頭にトンデモ事案が発生する、微ファンタジーものでもある。

●どのキャラが好きでも楽しめる、アニメオリジナルストーリー！
本作品は2010年に発売された、同タイトルの女性向け恋愛AVDゲームが原作となっている。
一般的に恋愛AVDゲームのアニメ化というと、メインキャラクタールートを元にストーリー構成されるケースが多いが、うたプリではストーリーを大胆に刷新しアニメオリジナルの『誰推しでも楽しめるストーリー』にした所が大きな特徴だろう。キャラクターが気に入って視聴しはじめたものの、推しキャラの出番が少なくて悲しい……というようなことがほとんどない。
もちろん、ストーリーこそ変わっているものの、全く原作の要素がないわけではない。「ここはゲームのあのシーンが元ネタだ！」というような、知っているとニヤリと出来る演出が散りばめられているのも、原作ファンには嬉しいところ。

●キャラソンとは思えない？ElementsGarden×歌うま声優陣！
アイドルストーリー、というからには語ることを避けられないのがキャラクターソング。
本作品では1話につき1曲から2曲劇中歌が流れるが、どれも非常にクオリティが高く、歌唱シーンのために視聴してしまう事もしばしば。
うたプリの声優陣は、谷山紀章、宮野真守、諏訪部順一、蒼井翔太（2期～）……など、いわゆる『歌うま』な声優ランキング上位に名を連ねる顔ぶれとなっており、原作の段階からキャラクターソングに焦点を当てられたキャスティングともいえるだろう。
各キャラクターごとに得意楽器や音楽ジャンルの違いがあり、それらが音楽クリエイター集団『ElementsGarden』によって鮮やかに作品化している。
キャラクターソングはちょっと苦手……という人でも、視聴しているうちにお気に入りの一曲が見つかるかも！？

●2016年秋には4期放送決定！予習復習はOK？
『マジLove1000％』、『マジLove2000％』、『マジLoveレボリューションズ』と、これまで3作が放映され、そのたびに公式キャラクターツイッターなどアニメ外でも度々話題になってきた本作品。16年秋、ついに4期突入ということで、再び盛り上がるはず！
これまで流行りに乗りそこねていた人は今のうちに予習して、4期からオンタイムで盛り上がるのも楽しいかもしれませんよ。